名古屋市長になった河村市長が税金を安くするとか職員の人件費が高すぎるとか言っているらしいと報じられていた。
まぁ税金は安いに越したことはないが、そのやり方はどんなものなのか。
歳出削減の手っ取り早いネタとして人件費を攻撃する手口は自民党政権とまったく同じだ。
あえて言うならそれで浮いたカネで新たな無駄遣いをはじめる自民党政権より市民に返すという発想の方がまだマシな程度だが、そんなものはどうでもいい問題だ。
何をもって職員の人件費が高いと言っているのか不明だが、非正規労働者などと比べて高いと言っているのなら、本来正規労働者を雇うべき職場に非正規労働者を不必要に多用し電化製品の値を下げて売っているどっかの悪徳メーカーの手口と同じだ。
物価が安いのは一見結構だが、労働者の人間性を蹂躙してまで物価を下げるべきなのか。税金が安いに越したことはないがそのために人件費を不当に買い叩くのか。それと同じだ。
他人を蹂躙して得た低価格に喜んでいると、その矛先は巡り巡って自分の方を向いてくることを自覚するべきだ。公務員バッシングに喜んでいる場合ではない。その矛先は必ず巡り巡って自分の方にやってくる。そのスパイラルを止めることこそが国民の幸せのためだ。
何度も取りあげているように同種労働者の賃金をもとにした人事院や人事委員会の勧告により決められた給料が不当に高いなどということは制度上あり得ない話だ。
過去に民間に比べて公務員の方が低いから引き上げろという勧告が利権政権に無視されたことはあっても、逆に公務員の方が高いから引き下げろと言う勧告が無視されたことなど一度もない。下げろと言う勧告にはどこまでも喜んで何も考えずに従うのが利権政権の所業だ。
だから公務員の方が民間より低いことはあり得ても、高いことなど決してあり得ない。それをわかっている本当に優秀な人材は公務員になろうなどと絶対に思わない。それが公務員職場や社会のためになるのかは甚だ疑問だが。
人件費以外には税金の無駄遣いは数知れずある。
それは学校現場にいても感じることは非常に多い。
最近では国の経済対策などをみてもそうだ。
やれグリーンニューディールなどと称して学校に太陽光発電だとか言うが、そんなバカげたことにカネを使う前にもっとカネを使うべきところがある。
耐震改修どうこう以前に危険建築物としか評しようのないオンボロ学校は山ほどある。そんなものに太陽光発電なんか乗せたら地震が来る前に屋根の上だけ最新なアンバランスな設備で学校が潰される。
北海道の学校では断熱がロクでもなく凍えながら授業をしている学校などいくらでもある。断熱の悪い施設でムダに暖房エネルギーを使っているのを放置したまま太陽光発電でエコなんてバカじゃないの?と普通の感覚なら思う。
教員住宅も同じだ。地元業者の粗悪な建築で断熱などなっておらず、エネルギーをムダに垂れ流す代物だ。そんなものに住んでいる教員にやれエコなど語られてもちゃんちゃらおかしいとまともな子どもなら思うだろう。
耐震改修にしてもまともな校舎に全面改築してくれるならまだしも、耐震補強などは子どものためよりは地元業者に仕事をやるためで、どうせ粗悪な仕事で本当に地震など来たら何の意味もない工事に仕上がるのがオチだ。
学校のICT化なども笑わせてくれる話で、高価なパソコンなど配られても雨漏りするような校舎やドロボー入り放題の校舎にそんなものを配られてもムダだ。これも子どものためではなくパソコン製造メーカーのためなのか?そんなことにカネを使うなら他にもっと子どもの学校生活のためになるところなどゴマンとある。
税金を下げるにしても全国一律で下がるならいいが、都市部が勝手にやるのも問題だ。
構造的に地方より都市部の方が財源は豊かだ。だが地方に住んでいても最低限守られるべき行政サービスの水準はある。
住む場所によって税金や行政サービスが違うようなことがあっては、居住の自由の権利の侵害だ。
税源移譲と称して税源の再分配機能が働かなくなり都市部では過剰な行政サービスにカネが使われる一方、地方では生活維持すら満足にできなくなってきている。これもまた税金の無駄遣いだ。
こうした現状を放置して、都市部が過剰な行政サービスをやめて税金を下げるカネがあるなら、全国一律にされないと、地方の過疎は進むばかりだ。
人件費を不当に削って税金を安くする前に、見直すべきムダなどゴマンとある。
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posted by darkfuture at 22:51| 北海道

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